身近なフィールドで大物を狙う
季節は1月下旬。
朝昼晩と真冬の寒さが増していくこの時期、中々釣りに行く気になれないという方も多いかと思いますが、
そんな寒さをも吹き飛ばすエキサイティングなゲームがあるんです。
しかも身近な場所で、大きな魚が釣れると聞いたら気になりませんか?
身近な場所にいる魚と言えば皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?
勿論、コイでもフナでももありません(笑)
海にもいて川にもいる魚、それは、鱸です。
ルアーマンの間ではシーバスと呼ばれ、引きの強さやゲーム性の高さから今でも人気のターゲットです。
そんな、シーバスが身近に釣れるとはどういうことなのでしょうか?
皆さんが普段、何気なく通りすぎている家の近所を流れる川は、海、もしくは河口へ繋がっているでしょうか?
分からないって人はグーグルマップを使って確認してみましょう。
河口まで繋がっている場合、水深があり、ある程度上流まで堰などがなければそこにシーバスがいる可能性は大きいです。
大きなルアーで狙って釣る楽しみ
勿論、身近なフィールドで大きな鱸が釣れることだけに魅力を感じる方もいると思いますが
例えば、20~30pを超えるようなルアー『ビッグベイト』で狙って鱸を釣る。
なんか迫力があってカッコ良くないですか?
20pを超えるようなルアーにバイトしてくる瞬間、パワフルなファイト…
どの釣りもそうですが、日常生活の中では決して体験することのできない感動がそこにあります。
こう言った川幅の狭い河川は釣れて当たり前だ
なんて話を耳にすることがありますが、そんなことはありません。
確かに、何も考えずに投げて巻いてたら釣れたなんてことはありますが
次も同じく釣れるかと言われたらそうではないと思います。
自分自身、ただ魚を釣るだけなら、海に行って思いっきり投げるのが好きです。
では、なぜこのような小規模河川で釣りをするのか。
例えば、水門の奥、わずか数十センチの隙間へルアーをキャストして釣る魚は
釣れた、ではなく狙って釣った魚。ここにゲーム性があるのです。
気になるポイントは全て打とう
この釣りでキーワードとなるのが、橋脚周りや水門などの人工物が多く絡むポイントで
何もないオープンエリアよりは、目に見える障害物があるエリアの方がゲームを組立やすいです。
チョットした流れ込みや水中に見えるストラクチャー、こうした変化も見逃さないことが釣果へとつながります。
釣れる時期は1年中
こう言った小規模河川は、水温やベイトが安定してるため、1年を通して狙う事ができますが、
季節に応じては狙い方も変わるので色々なルアーで釣る事ができます。
春はボラの稚魚(ハク)がメインベイトとなり、体長が1~2pととても小さいのでルアーを合わせにくく
釣りにくさも増しますが、小さなルアーを巧みに操りどうしたら口を使うか?
なんて考えながら釣りをするのもゲームとしての楽しみの1つです。
夏は春に生まれたボラの稚魚ハクが成長しイナッコと呼べるサイズ、5~7p程の大きさになります。
この大きさになってくると、ようやく普通のプラグでも釣れ始め、潮が大きく動く日の夜にはイナッコが河川一面を埋め尽くすほどに群れを成したりもします。
それを狙うシーバスは荒れ狂いそこら中で激しい捕食シーンが見られるのもこの季節限定。
そして、この時期1月~3月は産卵のために海へ下るので、エサをたくさん食べ体力をつけるシーバスの荒食い&アフター
【すでに産卵を終え帰って来た個体の体力つけ】季節でもあるので大型のルアーで狙って釣るには絶好のチャンスです。
ルールを守って楽しい釣りを!
この釣りは、身近なフィールドで行えるのが魅力ですが、身近ということはそれだけ釣り人以外の人とも出会うことが多くなります。
※特にキャストの際、周囲の安全は必ず確認してください。知らない間に後ろに人が…なんてこともあります。
※車等の駐車問題や深夜帯に大きな声を出さない。こういった身近なポイントの多くが、釣りとは関係のない一般の人が生活するエリアです。他の人の迷惑なるようなことは絶対にやめましょう。
※釣り糸やルアーのパッケージなどゴミはきちんと持ち帰ろう。当たり前のことですが、近年各ポイントで釣り人が出したであろうゴミをよく見かけます。釣り人が出したゴミは、釣りとは無関係の人の目にも入ります。こういった行為はそこで釣りをする人すべての印象を悪くします。皆が楽しく釣りができるようゴミはきちんと持って帰ってください。
※アングラー同士のトラブルを防ぐ。 こういったポイントは大きな河川に比べ対岸までの距離がさほど遠くありません、例えば、対岸にアングラーがいるにもかかわらず、対岸に向かってキャストするなどとこういったことからトラブルになったという話をよく耳にします。お互い楽しく釣りをするためにもこういった状況は避け、後ろを通る際など声かけ、挨拶はしっかりしましょう。
これは釣り人にかかわらず、朝夕と散歩をしている人にもちゃんと挨拶をすることでビッグな情報をくれたりもします。ポイントの近所に住んでいる方は毎朝散歩の際に川を見ているので僕らより詳しかったりすることも… 昨日あそこで釣れてたで~とか最近~にイナッコ溜まってるとか、あの辺で良くボイルしてるとかとても役に立つ情報ばかりです。
そして、ささいな声掛けが、アングラー同士のつながりを広げます。僕自身この釣りを始めてから今年で7年目となります。その中で出会った人は何百人にも及び、今でもお付き合いしている方も勿論います。大きなシーバスを仕留めたときに一緒に喜べる仲間、一緒に盛り上がってくれる近所の方。
1mを超える魚【シーバス】が身近に狙えるフィールドでこれからも釣りができるようにルールを守って楽しい釣りをしましょう!
身近なフィールドで狙える大物【シーバス】皆さんも狙ってみてはいかがでしょうか?